2017年7月19日(水)「景観まちづくり刷新支援事業」!

長崎市は、平成295月「環長崎港夜間景観向上基本計画」を策定した。基本計画は、長崎の歴史や文化を感じ、市民に愛されるふるさとの風景となる夜景づくりを通じて「世界一の夜景都市」となることを目指し、遠景及び中・近景の観点から必要な取り組みについて体系的にまとめ、戦略的に夜間景観の向上を図る基本的な考え方を示すことを目的としている。対象区域は、主要な視点場である稲佐山並びに鍋冠山展望台からの視認される環長崎港一帯の市街地とし10地区が選定され、まちの個性を「面」で魅せる斜面地の灯りの整備、水際線の顕在化を図り、まちの個性を「点と線」で歩いて楽しむランドマークの灯りの整備、軸線の灯りの整備など民間事業者や地域住民と連携し、官民協働での整備を目指すとしている。

具体的には、国の景観まちづくり刷新支援事業を活用し、夜景のさらなる魅力向上を図るため、東山手・南山手エリア、館内・新地エリア及び平和公園エリアにおける整備箇所選定、照明器具の選定及び配置等の調査業務・設計業務費4,900万円が6月議会にて可決された。また、出島地区のライトアップ整備を出島表門橋架橋にあわせ、中島川公園側から白塀の照明器具整備、出島史跡内の照明器具整備(97個)、照明の制御装置整備等5,000万円計上され本年7月~11月上旬までに工事が進められる。併せて、被爆75周年を前に平和公園において園路の舗装改修等を行い、公園利用者の利便性向上と観光都市長崎の魅力向上を図るとし、平成29年度から平成31年度まで総事業費約3億円かけて整備される。宿泊滞在型観光の推進は、世界・日本新三大夜景都市、夜景観光先進としての魅力向上で、国内外からの宿泊滞在観光客の誘致及び観光消費額の増加が期待される。

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