2017年11月24日(金)「研究フォーラム」報告・所感!

全国市議会議長会研究フォーラムの第4部課題討議「議会基本条例のこれまでとこれからを考える」の概要について掲載する。事例報告では、目黒章三郎氏(会津若松市議会議長)より「市民意見を起点とした政策サイクルとその成果について」、市民との意見交換会で意見を聴取、その後、広報広聴委員会で意見を整理して課題を整理し、政策討論会で(常任委員会)テーマを設定し市民の声の政策化を図っている。豊田政典氏(四日市市議会議長)より「議会基本条例の制定の想い~議会のあるべき姿の実現に向けて~」、市議会モニター制度、議員政策研究会、各定例月議会における議案に対する意見募集など四日市市議会の特徴的な取り組み、今後実施す取り組みなどについて。盛泰子氏(伊万里市議会議長)より「議会基本条例を通して、地方自治を考える」、二元代表制であることの確認、敵的な見直しで条例を育てる、「塊」としての議会、改革を後戻りさせない市民との約束が必要であるとの報告がそれぞれあった。

議員になって早いもので11年目を迎える中、今回初めて全国市議会議長会研究フォーラムに参加を申し込んだ。参加希望者が多い場合は、抽選で決まるとの事であったが、運よく参加権利を得て研究フォーラムに参加することが出来た。全国市議会から2,000程が参加するなかで、議会基本条例のこれまでとこれから、議会改革をどう進めていくのか、議会力の向上など同一テーマについて基調講演やパネルディスカッション、課題討議など直接聞く機会を得て、各市議会の動きが把握できて参考になった。議会基本条例は、市長らが条例案を説明し、議員は質問するだけの地方議会の在り方を見直し、活発な論議を促すことなどを目的に制定されている。議員自らの自己研鑽、市民参加、情報公開など形だけの条例になっていないか、改めて、長崎市議会の議会基本条例を読み返し、現状はどうなのか、他都市と比較してどうなのか、再確認する必要性を感じた。

タイトルとURLをコピーしました