長崎市は、11月24日(金)10時30分から長崎市議会議場においてライデン市のアンリ・レンフェリンク市長を含めた来賓を迎え、長崎市・ライデン市「姉妹都市提携調印式」を執り行った。調印式では、田上市長より「ライデン市長をはじめ多くの関係者のご参列を頂き調印式を迎えることが出来た、すべての関係者の皆様に感謝する。シーボルトが残した資料や所蔵品の調査・研究のなかで、必然的・自然的に交流・友好が深まってきた。過去だけのものではなく、出島表門橋完成を機に100年先も友好の懸け橋となることを願う」、アンリ・レンフェリンク市長より「市民友好都市提携から5年が経過し、市議会も市民も日本の長崎市に関心が深まった。オランダと長崎は400年の貿易交流や大学の交流などを通じ友好と調和を図ってき。今後、両市で新たなページを刻んで行きたい」とそれぞれの挨拶があった。
ライデン市の概要は、オランダ王国の首都アムステルダムから南西約40キロメートルに位置し、周辺自治体のための商業・貿易センターとして重要な機能を持っている。出島の商館医シーボルトが日本を離れた後、1830年から1847年まで日本学研究を行った都市で、市域23.3k㎡、人口約12万3,000人の規模となっている。2013年(平成25年)2月4日に市民友好都市を提携、平成29年11月24日に長崎市・ライデン市との姉妹都市提携調印式となった。これまでの主な交流は、長崎市・ライデン市の両市長が相互訪問を行い、大学の交流や、ライデン市から自治体職員協力交流事業を通じ研修員を受入れ、子どもゆめ体験事業で長崎市の中学生がライデン市を訪問、国際シーボルトコレクション会議を長崎市で開催するなど交流・友好を深め、今回の姉妹都市提携調印式となった。他の姉妹都市は、セントポール市(アメリカ)、サントス市(ブラジル)、ポルト市(ポルトガル)、福州市(中国)、ヴォスロール村(フランス)と提携している。