長崎交響楽団は、6月29日(日)14時からベネックス長崎ブリックホールにおいて長崎・セントポール姉妹都市委員会、長崎日米協会の協力のもと、被爆80周年・姉妹都市交流70周年を記念して「長崎交響楽団・セントポールシビックシンフォニー合同平和祈念コンサート2025」を開催した。長崎交響楽団は1970年設立、セントポールシビックシンフォニーは1945年設立、双方とも音楽を通じた地域貢献を行っている。姉妹オーケストラ交流は、1995年8月姉妹都市提携40周年を記念して合同コンサート開催(セントポール市)、1998年10月長崎ブリックホール開館記念合同コンサート開催(長崎市)など、これまでに5回開催し今回6回目のコンサートとなった。今回のコンサートはライブ配信された。
コンサートのプログラムは、テンポの速いレナード・バーンスタイン:キャンデード序曲でスタート、次は日本の童謡・民謡を組み合わせた外山雄三:管弦楽のためのラプソディの曲で、あんたがたどこさ♪♪・・・、月がでたでた月が♪♪・・・生演奏のオーケストラに圧倒された。3曲目はスティーヴ・ハイツェグ:「黒い雨のあとに芽吹く希望の縁」(日本初演)、ラスト曲はジョン・ウィリアムズ:映画「スターウォーズ」よりメインタイトルなど、オーケストラの曲は知らないけれど、生演奏のオーケストラの醍醐味を味わい、音楽を楽しんだ。また、コンサート会場内には、ピカソの「ゲルニカ」と同サイズのキャンパスに、長崎市とセントポール市の子ども達が「平和への願い」を込めて、共同で完成させるとの説明があった。(写真は本番前の練習を撮影)
