長崎市議会は、3月31日(月)10時30分から「平成26年第2回長崎市議会臨時会」を開催しました。臨時議会の付議件名は、「長崎市消防団員退職報奨金条例の一部を改正する条例」など、平成26年度長崎市一般会計予算(第2号)では、コンベンション施設整備推進費(要求水準書・仕様書)1,940万円、消防団員退職報奨金及び掛金798万円が上程され、総務委員会・環境経済委員会での付託審査となりました。コンベンション施設整備推進費は、さきの2月定例会において「説明不足」等を理由に減額修正され、27日の市議会全員協議会で市長が推進を表明し再提出された案件です。議会の事業了解が得られていない中、市側の「建設ありき」の姿勢が明確になり、異例の出席要請を受けた市長が釈明するなど混乱した。要求水準書案の作成完了を踏まえ、同施設の審議を尽くすまで土地取得費予算案を上程しないよう求める意見が委員から出され、市長が「時期を再検討する」との見解が示され、意見要望を付して賛成多数で可決、本会議でも可決されました。
また、本臨時会中に、板坂議長(明政・自由クラブ)、鶴田副議長(市民クラブ)より「一身上の都合で辞職願」が提出され、本会議で許可された後、正副議長選挙が行なわれ、第52代議長に源城和雄議員(市民クラブ)、第58代副議長に佐藤正洋議員(明政・自由クラブ)が選出されました。議長選は源城議員28票、麻生議員6票、板坂議員1票、無効3票。副議長選は佐藤議員32票、向山議員6票となりました。源城議長より「町の在り方を大きく左右する大型事業がめじろ押しで、是々非々の姿勢で議論を尽くし諸課題の解決に努め、公平公正で円滑な議会運営を目指す」、佐藤副議長より「議会の公正かつ円滑な運営のため、議長を補佐する立場として全力を傾注する」との所信表明が行なわれた。正副議長の交代に伴い、長崎県南部広域水道企業団議会議員、長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙、常任委員の所属変更、特別委員会委員の補欠選任なども行なわれました。