長崎市議会運営委員会は、7月25日(金)北海道網走市の庁舎を訪問、「議会活性化の取り組み」「議会運営」など調査を行いました。網走市は、オホーツク海に面しており、一年を通じて年間降水量・降雪量は少ない地域で、オホーツク海の流氷、博物館網走監獄等が有名で知床国立公園などにも近い地域にあり、山と湖と海に恵まれた地域です。議員定数は条例定数20人(現員数19人)、常任委員会は、総務文教委員会(定数8人)、生活福祉委員会(定数6人)、経済建設委員会(定数6人)で構成され、予算決算の審査方法は特別委員会を設置し付託審査が行なわれている。議会改革の一環として、市民に開かれた議会の実現に向けて、本会議及び委員会の様子をインターネット上で配信されている。
網走市議会の議会活性化に向けた取り組みでは、議会活性化に係る諸課題を協議、検討するため平成23年7月19日に議会活性化特別委員会を設置、平成25年5月までに各会派から提出された、46項目について計25回の会議を開催し協議・検討が行なわれた。市民との意見交換会は、この議会活性化の進捗状況の報告と意見聴取を目的に、平成25年2月15日に議会では初めて開催された。また、議会活性化特別委員会は、平成25年6月議会において2年間の調査結果を報告し活動を終了。市民が集まり公開の場で議会に対する率直な意見を改めて聞くことが出来たことから、議会が市民と対話する機会として評価されている。継続協議事項として、議会報告会等、広報広聴活動全般について引き続き検討し、議会基本条例の制定、議員定数、議員報酬について議会運営委員会で協議していくとの説明がありました。