長崎市消防局は、2月2日(金)10時から長崎市平和会館において、火災・風水害等で殉職された遺族をはじめ、消防局・消防団の関係者、来賓など約150名が参加するなか「長崎市消防殉職者追悼式」を執り行った。開会冒頭、明治以来197人が殉職された御霊に対し、全員で黙祷を行い、田上市長より「地域の繁栄や市民の安全を守るために殉職された御霊を決して忘れてはならない。今後とも安全・安心で快適に暮らせる街づくりを目指す」、野口市議会議長より「議会としても行政と連携をとりながら防災と平和な街をつくる。今後とも安全・安心な街づくりにご尽力をお願いする」など式辞、追悼の言葉が述べられた。その後、主催者・来賓・遺族らから殉職者のご冥福を祈り献花を行った。
また、長崎消防局は同日10時25分から長崎原爆資料館ホールにおいて「自治体消防発足70周年記念式」を執り行った。昭和23年3月に消防組織法が施行され、長崎市においても「長崎市消防本部」として発足し70周年、現在は長崎市消防局として市民の安全・安心のため消防活動を行っている。記念式典では、田上市長より「火災・自然災害などはいつどこで発生するか、」予測は難しいが時代に則した消防体制を目指す」、野口市議会議長より「斜面地が多い長崎空き家、一人暮らし、消防団員の減少など課題はあるが議会として都市防災に努める」、市消防局長より「期待に応えるために人・組織の育成に努める」とそれぞれ挨拶があった。その後、10時50分から「我が国の大規模市街地火災に見られる防火安全上の今日的な課題」についての記念講演があった。