2011年11月16日(水)世界遺産「勝連城跡」を調査!

世界遺産の「勝連城跡」1現在、日本では12件の文化遺産と4件の自然遺産合わせて16件の世界遺産が登録されています。「勝連城跡」の世界遺産は、2000年12月に「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」として、日本で11番目の文化遺産として登録されています。主な史跡は、「首里城跡」が有名ですが「勝連城跡」も含め9件が遺産群となっています。「グスク(城)」は、琉球王国時代を今に伝える各地域の有力な首長(按司・あじ)が居住していたものであり、「勝連城跡」は琉球王国の国王に最後まで抵抗した按司、「阿麻和利(あまわり)」の居城です。

世界遺産「勝連城跡」の城壁阿麻和利は、中国を始め東南アジア、日本本土との海外貿易を行ない、勝連に大きな富と名声と文化をもたらしたと伝えられています。勝連城は、12~13世紀に築城されたものと考えられ、四方に眺望のきく比較的傾斜の急な丘に築かれ、外敵をいち早く確認できる地にあり、南側に良港を控えていることなど、極めて立地条件が良い所です。城は、四つの曲輪(くるわ)からなり、各曲輪は珊瑚質石灰岩の切石を使って曲線状に築かれています。現在、長崎県・長崎市は、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録の手続き・推薦書作成に注力し、平成26年世界遺産登録に向けて準備を進めています。

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