大浜町自治会(井上重久会長)は、2月20日(土)9時30分から大浜町公民館において高齢者・役員ら56名が参加して大浜町自治会「大浜サロン(高齢者ふれあいサロン)」を開催した。大浜サロンは、高齢者が身近な場所で気軽に集い、住民同士の交流や親睦、ふれあいを通じて心身の健康づくりや、生きがいづくりを図ろうと、今回は映画鑑賞会とお楽しみ抽選会を企画した。大浜地区の70歳以上は500人を超え、そのうち80歳以上は約200人と、高齢化率も約27%になっている。高齢者世帯の状況は、高齢者がいる世帯は約60%、そのうち高齢者夫婦のみの世帯は36%、独居世帯は24%と増加傾向にある。
そのような中、ここ数年前から高齢者の引きこもりをいかに減らして、外出するきっかけをつくるなど、大浜サロンを適宜開催している。映画鑑賞は、長崎出身の「さだまさしさん」の短編小説集「解夏(げげ)」、2002年出版され2004年に映画化されたもので、ベーチェット病を発症した若い教師が次第に視力を失っていく過程の苦悩と、そこから立ち直っていくまでを描いた人間愛の感動作品。「解夏(げげ)」の意味が分からず、インターネットから調べると、禅宗の教えからくる言葉で、簡単に言うと夏の修業期間(行・ぎょうの期間)が終わる意味と記載されていた。自治会役員や西部地域包括センタースタッフのご協力で、映画鑑賞会も和やかな雰囲気のなかで無事終了した。今後とも、各種行事を通じて、親睦と交流、地域の繋がりをつくって行きたい。