県地方港湾審議会が1月16日に開かれ、長崎港松ケ枝埠頭に大型船が2隻同時に着岸できるようにする「2バース化について」、新設する岸壁を当初計画の320m(7万トン級)から410m(16万トン級)に延伸する、水深10mから12mにするなど、計画の一部変更を審議・承認し、長崎県に答申したとマスコミ報道があった。近年のクルーズ船の入港は、大型化と寄港数の増加を受け、第2バースの7万トン級対応では構造と性能が不十分と判断され、計画が一部変更された。
2019年のクルーズ船寄港件数は183隻、今年は250隻の予約が入っており、将来的には年間500隻が見込まれる。長崎県・市は、早期事業化に向けて国などに対し要望活動を続け、今年度の国土交通省予算に2バース化に向けた事業化検証調査費が計上されている。今後、地権者や関係者の皆様へ事業化に向けた動きなどについて情報提供や説明に努め、事業に対する理解と協力を求めていくとしている。(写真はコスタ・アトランチカ8万6,000トン、全長292,5m)