2020年12月4日(金)「(仮称)三重学校給食センター」!

長崎市では現在、小中学校において給食を提供しているが、調理機器の設置の有無により献立内容に学校間で違いがあること、食物アレルギーへの対応が現行の給食室では困難であること、給食室の多くが老朽化していることなどから、今後の学校給食のあり方を検討する中で、学校給食施設を集約化し、新たな学校給食センターを建設することとしている。(仮称)長崎市三重学校給食センターの整備運営事業では、高度な衛生管理への配慮を行い、食物アレルギーを有する児童・生徒に対しても給食提供を行うなど、質的向上を図る一方で、維持管理及び運営経費について効率化を図る必要があることから、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づき、施設の設計から建設、維持管理・運営を一体的に民間事業者に委ね実施することとしている。令和2 年度は、基本・実施設計を行い、建設工事に着手し、令和4 年1 月からの供用開始を目指す。

学校給食センターの整備計画では、北部の豊洋台教育施設用地に(仮称)長崎市三重学校給食センターの建設工事と合わせて、配送エリアを踏まえ、中部の川平小学校跡地、南部の香焼町市有地を建設場所とすることで市内すべての小中学校(離島を除く)へ40分以内の配送が可能となる。三重学校給食センターの概要は、建築面積 3503.91 ㎡、延べ面積 4533.40 ㎡、構造 鉄骨造、地上2 階建て、調理能力 8,000 食/日、施設の主な特徴はHACCP に準拠したドライシステムの導入、アレルギーの代替食調理に対応した調理空間、食育推進に資する見学施設、給食設備・食文化の展示及び多目的研修室の設置などとなっている。今定例会の補正予算として、三重学校給食センターの建設費30億4,021万4千円が計上されている。

タイトルとURLをコピーしました