長崎市議会運営委員会は、7月24日(水)から26日(金)にかけて北海道旭川市・網走市の庁舎を訪問し、「議会活性化の取り組みについて」など調査を行いました。24日(水)は、7時に長崎市役所を出発、13時30分頃旭川空港に到着、その後、旭川市議会を訪問しました。旭川市は、北海道のほぼ中央の大雪山連峰に抱かれた上川盆地に位置し、札幌市に次ぐ第2の中核都市として、北海道を代表する観光スポット「旭山動物園」と、「旭川ラーメン」で全国的にその名を知られています。夏は30℃を越えるが、冬は日本観測史上最低気温となる-41℃を記録したこともある、寒暖の差が大きい土地との事です。明治24年(1891年)屯田兵により開拓が始まり、道路・住宅建設、鉄道、河川・田・畑など計画的な市街地形成がなされていました。
旭川市議会での議会活性化の取り組みは、「旭川市議会基本条例」を平成22年12月10日制定・施行、第12条で「議会は、政策形成に市民意思を反映させるため、市民との意見交換の場を設けることとする」と定め、旭川市議会広聴広報委員会規定第2条に基づき意見交換会の企画及び運営を行なっている。平成23年度は、「市民とともに歩む議会~あなたが議会にきたいすること」をテーマに、市内10箇所で市民205人が参加して開催。平成24年度は、「まちづくりについて~地域づくりと旭川の未来像」をテーマに、市内14箇所で市民275人が参加してそれぞれ開催され、意見交換会終了後に所管委員会で協議した結果、回答等を取りまとめ報告書を作成し市政発展に活かしていました。今後の課題は、テーマの設定、開催場所の選定、議員の個人意見の発言の可否、市民意見等の取扱いなど多岐にわたるが、解決に向けて議会内の合意形成に努めるとの説明がありました。