長崎市・長崎市議会は、加藤副市長を団長として11月9日から13日までの4泊5日の日程で中華人民共和国福建省福州市、上海市を訪問した。公式訪問の目的は、多くの長崎華僑の出身地である福州市との友好都市提携から35周年を迎えたことから、公式訪問団を派遣し交流の確認を行うとともに、記念行事への出席や技術交流などを通じて相互理解を図り、さらなる関係強化と交流促進に努めた。訪問団の構成は、県訪中団から福州市へ3人、水産交流団12人、水道交流団12人の合計26人で、私は水産交流団のメンバーとして訪問した。
今回で公式訪問3回目、中国はオリンピック・上海万博の開催で高速道路や幹線道路の整備が進み、交通量も従来と比較して大幅に増加、電気自転車・バイクが街並みを往来し、通勤時間帯・市中心部は交通渋滞が発生している。幹線道路の周辺は、高層ビルやマンションが建ち並び郊外の住宅建設も進み、飛躍的に近代化が進んでいる。中国の広大な土地・山・川、世界180か国のなかでトップを誇る人口等、何事にもスケールの大きさに圧倒された。中国経済の急速な発展、道路・住宅、物流拠点などのインフラ整備、中心市街地の食文化などについて見聞を広めた。