鹿島・梅林・長崎西部特定建設工事共同企業体は、5月21日(木)10時から長崎市坂本3丁目の作業現場において来賓・工事関係者約100名が出席して「九州新幹線(西九州)、新長崎トンネル(西)工事安全祈願」を執り行った。新長崎トンネルは、九州新幹線長崎ルートで最長となる約7.5㎞で、同市現川町に東口があり金毘羅岳を抜け市中心部に至り、西口は天神町の斜面地から高架橋で新長崎駅まで通るものです。建設を進める鉄道建設・運輸施設整備支援機構九州新幹線建設局によると、西工区(約3.6㌔)は現在一部で用地交渉中、今後も関係住民に工事内容等の説明会が開かれる。東工区(約3.9㌔)は、昨年5月掘削を始め、約1㌔を掘り進められている。
式典では、発注者より「工事は東・西工区に分けて発注し工事の難しさはあるが、平成31年3月完成の工期を守る」、長崎市長より「いよいよ長崎に入ってくる長崎駅周辺のまちづくりの魅力を高める必要がある」、施工者より「西九州発展に寄与するプロジェクト、無事故・無災害で工事を行い地域に迷惑をかけないよう工期内完成を誓う」との挨拶があった。長崎ルートは、平成34年開業予定で、長崎から武雄温泉間の総延長67㌔にトンネルが32本あり、すでに9本が開通している。長崎ルートは、新鳥栖駅から武雄温泉間は在来線を活用し、武雄温泉から長崎間はフル規格で工事が進められ、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)が導入される。