連合長崎(高藤義弘会長)は、1月15日(月)12時30分から市役所前広場において「アジア・アフリカ支援米の発送式」を執り行った。アジア・アフリカ支援米運動は、日本でつくった米を飢餓地域に対して支援米として贈るものであるが、単に支援するものでなく、休耕田を利用して日本の水田農業を守る活動としている。連合長崎は、1996年の「カンパ運動」、1997年からの「支援田」での取り組みを行い、組合員によって6月に田植えを行い10月に稲刈りをし、アジア・アフリカで食料不足で苦しんでいる人たちの支援を行っており、今回で27回目の発送となった。
発送式で高藤会長は、「世界の各地では戦争・紛争も起きており、国内では物価高騰も続いている。貧困対策として子ども達に美味しいご飯を届け、働く者を軸に活動を進めて行きたい」、長崎市の久田商工部長は「支援米の運動、労働環境の改善や平和運動に取り組む連合長崎に謝意を表し、行政もバックアップして行きたい」との挨拶があった。県内8地区で収穫した支援米とカンパで購入した米3,000㎏を発送した。寄贈先は、アジア・アフリカの児童施設及び子ども食堂に携わる県内約48団体でつくる「ながさき子ども食堂ネットワーク」並びに「ひとり親家庭福祉会ながさき」が運営するフードバンク「つなぐBANK」にも目録が贈られた。長崎から発送した支援米は、全国各地から送られた支援米とともに東京に集められ輸送される。