大浜町自治会(井上重久会長)は、1月14日9時から自治会7区の世帯や役員ら約30名らが参加して有害鳥獣対策として「ワイヤーメッシュ柵」の設置を行った。有害鳥獣(イノシシ、シカ、カラス、アナグマ等)による農作物の食害・踏み倒し・掘り起こし等、農業被害及びイノシシによる石垣の倒壊・威嚇行為の生活環境被害は長崎市内全域にひろがり大浜町内にも及んでいる。令和4年度の被害相談件数は1,160 件、特に生活環境被害の相談件数は878 件で、全体の約76%を占めている。有害鳥獣対策は、「防護対策」「棲み分け対策」「捕獲対策」の3つの対策を、迅速かつ効果的な被害防止対策に取り組む必要がある。有害鳥獣の相談は、長崎有害鳥獣相談センター(TEL095-841-0477)となっている。
「防護対策」は、ワイヤーメッシュ柵の設置を進め、農作物被害や市街地周辺の生活環境被害を防止するため、個人の農業者や自治会等へワイヤーメッシュ柵等が貸与されている。「棲み分け対策」は、ワイヤーメッシュ柵等の点検、補修及び周辺の除草作業など地域ぐるみの取組みを推進し、有害鳥獣が出没しにくい環境づくりに取り組む必要がある。「捕獲対策」は、長崎市有害鳥獣相談センター(市委託専門業者)及び捕獲隊が連携し、計画的な捕獲体制の強化に取り組んでいる。特に、イノシシによる被害は大きく、捕獲数もここ数年4,000頭から5,000頭が捕獲されている。ワイヤーメッシュ貸与申請は自治会長名で申請、貸与決定後、ワイヤーメッシュを受け取り、自治会等で設置、設置完了届提出、適切に維持管理することになっている。