被爆地長崎は、明日(9日)78回目の原爆の日を迎える。台風6号の本県接近を受け、長崎市主催の平和祈念式典は関係者のみでの、出島メッセ長崎(尾上町)の屋内開催に変更され、県内の平和関連行事は相次いで中止、三菱原爆殉難者慰霊祭も中止となった。台風6号はゆっくりと勢力を保ち北上し、9日から10日にかけ県内に最接近すると予想されている。8日に予想される最大瞬間風速は長崎南部で30㍍、9日は30㍍~40㍍、9日朝以降は1時間30㍉以上の激しい雨が降る可能性もあるとしている。気象台は暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波や土砂災害などにも警戒するよう呼びかけている。“備えあれば憂いなし”防災対策に十分留意しよう。