2023年8月9日(水)「KAKKIN長崎平和集会」!

核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)は、8月8日12時45分から長崎原爆資料館ホール(平野町)において「令和5年KAKKIN長崎平和地方集会」を開催した。主催者を代表して松尾敬一議長(KAKKIN長崎)は、「核兵器の廃絶がなかなか進まない、ロシアのウクライナ侵攻で、むしろ核の脅威が非常に増している。KAKKINは核兵器廃絶、被爆者支援、原子力の平和利用を3本の柱として、核兵器廃絶に向け活動を進めている」、渡辺啓貴議長(KAKKIN本部)より「核廃絶をいかに一歩一歩前に進めていけるか、橋渡しの役割で何をすべきか考える事が必要である。ウクライナ戦争でエネルギーミックスの時代に来ている、新しい方向性を見いだして行きたい」との挨拶があった。

来賓挨拶では、国民民主党を代表して西岡秀子衆院議員より「国は核兵器禁止条約への批准、署名を果たし、戦争の悲惨さ平和の尊さを世界に発信すべき。各国首脳は被爆地を訪問し、核使用による被爆地の実相を体感してほしい」、鈴木市長より「原爆犠牲者慰霊平和記念式典は参列者の安全確保を考え会場を変更する。8月9日11時2分被爆地に何が起きたのか考え、核兵器廃絶に向けた取り組みを進める」との挨拶があった。KAKKINは昭和36年以来、「被爆者支援」などに取り組み今年も、恵みの丘長崎原爆ホーム、長崎純心大学、長崎原子爆弾被爆者対策協議会、長崎原爆資料館などの代表に、被爆者救援カンパの目録が贈呈された。

平和集会アピールでは日本政府に対し、世界で唯一の戦争被爆国として、G7参加国のみならず全ての核保有国が核兵器削減を進め、核兵器のない世界の実現に向けて真摯に話し合いを進めるよう、積極的な役割を果たすことを求めた。また、オープニングでは、長崎市立長崎中学校音楽部「爽」による「わらべ歌による長崎物語」「クスノキ」などのハンドベル演奏が行われた。併せて、前嶋和弘氏(KAKKIN理事、上智大学教授)より「アメリカと核:過去、現在、そして今後」のテーマで講演があり聴講した。

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