同盟友愛連絡会(塩田淑文会長)は、4月12日13時30分から矢太樓において85名が参加して「同盟友愛連絡会第14回友愛塾」を開催した。この友愛塾は、平成17年から“旧同盟の理念や労働組合の進むべき道”や労働組合の原点を見つめ直し、新たな活動に活かす事などを目的に開催され、前身から数えると通算20回目の友愛塾となった。開講式では、松尾敬一塾長より「トランプ旋風が吹き荒れる中、物価高騰対策が必要である。職場と家庭を守る労働運動を進めている組合役員に敬意を表するとともに、同盟の歴史と理論を継承してほしい」との挨拶があった。来賓挨拶では、西岡秀子衆議院議員より「手取りを増やす減税基礎控除等(103万円の壁)178万円へ引き上げる。自民・公明・国民民主党間で幹事長合意しているガソリンの暫定税率廃止を速やかに実施するなど」国政報告があった。
次に、講義Ⅰでは、鎌滝博雄氏(元友愛連絡会事務局長・現KAKKIN顧問)より「同盟の歴史と理念について」と題し、同盟の結成とその運動が残した意義、友愛連絡会の解散に向けた活動など経験に基づいた講演があった。全日本労働総同盟(同盟友愛会連絡会の前身)の理念は、人間尊重を基盤とし、自由で民主的な労働運動の発展に寄与する。組合員による組合員の生活向上のための活動推進(組合民主主義)、産業民主主義の原則の上に生産性向上に協力する(産業民主主義)、議会政治を通じて目的と合致する政党を支持・支援する(政治的民主主義)、国際連帯のなかで自由な労働運動の推進(国際民主主義)の4つの民主主義を再認識した。講義Ⅱでは、「必勝!参議院選挙に向けて」のテーマで、深堀浩氏(第27回参議院議員選挙長崎選挙区候補予定者)より決意の一端が述べられた。