行政視察2日目(7月14日)は、青森駅・新青森駅周辺の整備概要、青森市中心市街地活性化基本計画について調査を行った。東北新幹線「八戸・新青森間」は、平成10年3月に建設工事起工式が行われ12年の歳月を経て平成22年12月に開業した。新青森駅の位置は、中心市街地の青森駅から約4km離れており陸の玄関口として、交流人口の拡大を目指しまちづくりが行われている。新青森駅周辺の整備状況は、新青森駅舎、東口駅前広場(1.4ha)、南口駅前広場(0.8ha)、あおもり観光情報センター(150㎡)、西口駐車場(約1,000台)、南北連絡通路(L=100m、W=6m)が配置されている。駅舎のデザインコンセプトは縄文から未来へ-ほっとして郷愁が感じられるあずましい北の駅-、デザインイメージは縄文と未来の融合とし、新青森駅前公園は縄文文化との繋がり、豊かな自然を感じとれる公園として整備されている。
また、青森駅周辺の整備は、新幹線開業効果を受け止めるものとし公共交通を中心とした総合交通ターミナル機能の強化、交通案内機能と観光案内機能を一元化するなど、中心市街地の青森ベイエリア(ねぶたの家ワ・ラッセ、A-FACTORY、青森県観光物産館アスパム、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸)地区に多くの人々が訪れたくなるまちづくり、多様な人々を迎え入れるまちづくりが行われている。昼食時、秋田へ移動する際1時間程度余裕があったので、本番のねぶた祭りで運行された「ねぶた」を展示している、ねぶたの家ワ・ラッセを訪問した。青森ねぶた祭りは、国の重要無形文化財に指定され七夕の行事として旧暦7月7日に行われていたが、現在は8月2日~7日に開催され会期中は毎年300万人近い見物客で賑わっているそうです。展示ホールには、大型ねぶたを含め5台が展示され個性あふれる作品が観賞できた。