長崎市議会は、新型コロナ感染拡大防止対策を行ない、11月定例会を昨日(24日)に開会し、12月10日までの17日間と会期日程などを決めた。田上市長は行政報告で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を12月から始め、対象者には11月29日から接種券を郵送する方針を示した。3回目の接種は、2回目から8ヶ月以上経過した人が対象で、4月末までに2回目接種を完了した医療従事者ら約6,300人から開始する。接種券はその後、接種が可能になる月の前月末までに送ると述べた。新型コロナの感染状況は、全国的に落ち着いている、長崎市内においては“感染者数ゼロ”が続いていると説明し、引き続き市民に基本的な感染対策を求めた。一方、「身体の健康」、「街の健康」も重要として、地域の行事やイベントについて再開を検討するよう呼び掛けた。
次に、主な一般会計補正予算案は、新型コロナ感染症に係るPCR検査費等が当初の見込みを上回ったことから2億7,159万円の増額。新型コロナの影響により当初の見込みを上回る給付費について、重度訪問介護における介護給付費を5,495万3千円、就労支援における訓練等給付費を3億2,850万8千円増額する。財政運営のための基金及び特定目的基金の積立金に16億4,832万6千円。三和地域センター内既設管渠の破損個所改修工事及び堆積物の清掃工事を予定していたが、安全性の確保が難しく工法見直しに伴い1,300万円の増額。全天候型子ども遊戯施設周辺の既存建物を、休憩や食事などができる多目的スペースにする改修及び外構工事を行う、あぐりの丘施設整備費に1億3,060万円。令和3年8月の大雨により被災した箇所の、がけ崩れ対策工事費1億円(三重地区、田中地区)など、補正予算案が上程された。