東京都議選(定数127)は7月2日投開票され、自民党は過去最低だった38議席を下回って現有議席57議席から半減し、歴史的な惨敗を喫した。小池知事率いる「都民ファーストの会」が追加公認含め55議席を獲得、自民党に代わり第1党となり、公明党(23議席獲得)などを合わせた支持勢力で過半数を制した。自民党の大敗は、「共謀罪」の強行採決、学校法人「森友・加計問題」、「自衛隊としてもお願いしたい」とした防衛大臣の失言、下村幹事長代行への献金疑惑など「自民1強体制のおごり」から自滅したと報道されている。議席を大幅に増やした都民ファーストの会、都議会は首長と議員が住民から直接選挙で選ばれた二元代表制が原則、政党からの移籍組や民間出身者など政治経験の浅い議員も誕生し、議会のチェック機能を十分果たしてもらいたい。