2021年11月26日(金)「越中先生に栄誉市民の称号」!

長崎市は11月25日、長崎学の発展に尽くし9月25日に99歳で亡くなった同市の郷土史家・「越中先生」こと、越中哲也氏に「長崎市栄誉市民」の称号を贈り、遺族が出席し顕彰式が行われた。顕彰式で田上市長は、「長崎学はもちろん、長崎学以外の分野でのさまざまな長崎の地域への貢献も合わせて、栄誉市民の称号を贈らせていただいた」と述べた。これに対して、越中桐さんは「称号を贈ってくださることに本当に感謝している。父も天国で感謝していると思う」とお礼の言葉が述べられた。越中先生は、市立博物館館長、純心女子短期大教授や長崎史談会会長などを歴任し、長崎くんちや精霊流しなど伝統芸能を分かりやすく解説し、長崎の食文化から美術工芸品まで幅広い分野を研究し、「越中先生」の愛称で親しまれた。これまでに歌手のさだまさしさんや被爆者の谷口稜曄さんら、11人が栄誉市民に選ばれており、越中先生で12人目となる。

タイトルとURLをコピーしました