長崎市議会総務委員会副委員長班は、4月16日から18日にかけて千葉県習志野市・石川県金沢市を訪問し、葬祭場のしおかぜホール茜浜、シティセールス推進事業、金沢文化スポーツコミッションについて調査を行った。視察最終日(4月18日)は、金沢文化スポーツコミッションの取組み「スポーツと地域活性化」について説明を受けた。金沢文化スポーツコミッションは、スポーツを通じて地域への訪問者を増やす、金沢の強み(伝統文化・景観・食文化等)を生かした「文化」などの活動を行うことで、地域に交流が生まれ、活性化に繋がる“スポーツツーリズム(大会誘致・合宿誘致)を推進して、文化とのコラボによる消費単価の向上・リピーター化を図る組織として設立されている。
活動の成果では、2023年度実績でスポーツ大会の宿泊延べ人員は30,350人、学生合宿宿泊人泊数は22,500人、“スポーツの力で能登を元気に”という趣旨で、金沢市民や県外参加者が被災地域の参加と交流など、県内スポーツコミッション相互の連携が生れ、自治体の枠を超えた連携により、被災地での全国大会が実現した。金沢市誘致開催補助金・奨励金制度の特徴は、県外参加者50人以上で下限額15万円、上限額300万円、伝統芸能披露等3分の2助成(30万円限度)、文化体験等は工芸体験等コラボ無料で手配、その他補助等はシャトルバス・平日割増・冬季割増等、特に注目したのは補助金・奨励金の交付先が、主催団体(中央団体)3分の1,主管団体(地元団体)3分の2で地元競技団体が優遇されていた。