2021年8月21日(土)「出島メッセ長崎完工①」!

長崎市尾上町のJR長崎駅西側に整備中だったMICE(コンベンション)施設「出島メッセ長崎」が8月18日完工し、建設主体の特別目的会社「ながさきMICE」から長崎市に引き渡された。長崎市は11月1日の開業に向け、今後内覧会を開くなどして会議・イベントなどの誘致を進めていく。8月18日の引き渡しに合わせ、出島メッセ長崎銘板除幕式及び施設内覧会が予定されていたが、新型コロナ感染の急拡大や8月11日から降り続く大雨の状況を考慮して、除幕式及び内覧会は中止となり、「出島の窓」をコンセプトにデザインされた銘板は18日に除幕された。「出島メッセ長崎」は、地上4階、地下1階、駐車場棟を含めた延べ床面積は約3万3.500㎡、イベント・展示ホール(約3,800㎡)やコンベンションホール(約2,700㎡)、大小24の会議室からなっている。

施設の概要について、2分割が可能な約3,800㎡のイベント・展示ホールは、天井高約12m、床荷重5t/㎡を確保し、長崎初の本格的な展示ホールとなっている。北側にホワイエを配置し独立性を確保し、展示会やイベント等様々な利用形態に柔軟に対応できる。南側の荷捌きヤードからは大型車が直接乗り入れることが可能で、大掛かりな造作物もスムーズに設置・撤去できる。床には給排水・電気灯設備ピットを設置しており、催事の際に各ブースで利用可能となる。また、4分割が可能な約2,700㎡で平土間型のコンベンションホールは、天井高約10メートルを確保し、シアター、スクール、円卓等フレキシブルな利用形態により、様々な講演会、大会、レセプション等を開催することができる。残響音、ハウリング等に配慮した音響性能を確保し、調整室、同時通訳ブースも設置されている。その他、美術、照明バトン、スクリーン等舞台装置を備え付けており、多種多様な利用形態をサポートできる。後日、続きを掲載する。

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