2025年2月6日(木)「メインオブジェ②」!

長崎ランタンフェスティバルは、1月29日から2月12日の15日間湊公園や中央公園などで開催されている。ランタンのメインオブジェ製作は、資材高騰の影響を受けて新たなオブジェは作らず、歴代のメインオブジェ12体が街中に並んでいると、2月2日の備忘録に3体掲載したものの、その他のメインオブジェ撮影のため2月4日に中央公園を訪ねた。時折雪が降る中、中央公園にはこれまで製作された4体のメインオブジェが飾られていた。先ずは、“九楊(羊)啓泰(きゅうようけいたい)”群れをなす羊は、家族の安泰を示し末永く平和に暮らす事を意味している。九は多いという意味で、陽は太陽のことである。「九楊啓泰」は九の太陽が世をあまねく照らし、吉祥の光で万事思い通りになるという意味だそうです。

次に、”金牛(きんぎゅう)“このオブジェは激流を登っていく鯉(登竜門)と、状元及第(科拳の最終試験に筆頭合格)を成した貴士が富の牛(金牛)に乗っている吉祥図による構成となっている。昔の中国には、科拳という高級官僚登用試験があり、厳しい競争を勝ち抜き、これに合格すると地位、名声、権力を得て、それを元に大きな富を築けたという。”五麟(うーりん)“中国の伝説上の生きものの麒麟、中国では虫も殺せないほど優しく、子供を授けてくれる霊獣として知られている。麒麟はめでたい物事の象徴であり、昔から今に至るまで公堂の上に、装飾として飾られたり、権力や富の象徴として扱われてきた。また、”獅子“は中国の伝説上の動物で、威厳を持つ百獣の王者。屋敷や家宅を守り、悪鬼を退治する霊獣として崇められてきた。会場付近を訪れた際は、是非立ち寄ってご覧下さい。

 

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