暴力追放「いのちを守る」長崎市民会議(田上富久会長)は、4月9日(土)10時から長崎市民会館文化ホールにおいて防犯団体や商工団体のメンバーなど約1,000人が集い、暴力追放「いのちを守る」長崎市民集会を開催した。この市民集会は、平成19年4月に起きた伊藤一長・長崎市長射殺事件を受け発足、暴力のない安心安全な社会の実現を目指す「暴力追放いのちを守る長崎市民会議」と長崎市が主催し今回9回目の集会となった。主催者を代表して田上会長より「市民会議ができて以来、市内の犯罪件数は年々減少し半数以下になった。各地域での防犯パト、子どもを守るネットワークなど繋がりが大切であり、お互い支え合って安心・安全なまちを築いていこう」との決意が述べられた。
平成28年度事業計画では、長崎市民集会、暴力追放・防犯キャンペーン、暴力追放啓発書写コンクール、「いのちを守る」啓発事業などを行なうことが確認された。アトラクションとして、片淵中学校吹奏楽部によるルパン3世のテーマ曲など演奏が披露された。また、「警察、市、市民、事業者が連携をさらに強化し、安全で安心して暮らせる地域社会の実現に努力する」との暴力追放「いのちを守る」宣言が行なわれた。その後、青色回転灯を装置した車両が北、南、東の3コースに分かれてパレードした。参加者らは、公会堂前公園から市役所、県警本部前、浜市アーケードをパレードし、「暴力や犯罪がない町をつくろう」と訴えた。