長崎市議会は2月21日に開会、令和2年度当初予算案が上程されたので、一般会計予算案の主な事業費の概要を掲載する。先ず、地場企業関係では、ものづくり企業の技術の伝承や製造業技術の高度化、新製品・新技術開発等の競争力強化を図るなどものづくり支援費2,170万3千円、地域振興に資する民間投資を支援するため地域総合整備資金貸付金12億7,000万円、企業立地奨励のための奨励制度による企業立地奨励金4億7,884万9千円など。農林水産業関係では、有害鳥獣対策費8,743万7千円、農業経営体の育成と農業の振興を図るため担い手農業支援施設補助金1,460万4千円、漁業組合関係等が経営安定化を図るための新水産業経営力強化事業費に2,068万2千円、水産センター(牧島)設備や機器などの改修を行うため整備費3,170万円など。災害分野では、崖崩れ等による災害防止をはかる急傾斜地崩壊対策事業費2億1,300万円、防災行政無線デジタル化事業費4億6,080万円、大規模災害に備え拠点避難所の整備費3億6,050万円などが計上されている。
住宅関係では、住宅の居住環境改善をはかるながさき住みよ家リフォーム補助金7,920万7千円、住宅の浴室や便所のバリアフリー化をはかる住宅性能向上リフォーム補助金5,056万7千円、矢上団地ほか既設公営住宅改善事業費8億6,490万円など。道路関係では、市民生活に密着した市道及び里道の生活道路環境改善費6億1,460万5千円、市道における路面や排水機能が低下した側溝などの整備費7億7,830万円、車みち整備事業費4,000万円、くらしの道整備事業費2,000万円など。高齢者関係では、満70歳以上の誕生日を迎える者に対し5,000円程度の交通利用券を交付する高齢者交通助成費4億7,001万2千円、給付費等の一般会計負担分と事務費の負担金70億2,896万6千円など。 子ども関係では、子どもの医療費を一部助成する子ども医療対策費10億8,148万6千円、放課後児童健全育成費に15億2,926万9千円、民間保育所等施設型給付費145億4,750万円など計上され各常任委員会で審査される。