令和3年第2回長崎市議会臨時会は5月17日開かれ、新型コロナウイルス感染対策費の一般会計補正予算(第6号)、野母崎町「長崎のもざき恐竜パーク」を指定する議案、コロナ感染症の影響を緩和する国民健康保険税及び介護保険料の減免措置を講ずる条例の一部改正など、予算2件、条例1件、その他1件、専決処分など報告9件が上程され、可決・同意した。開会冒頭、田上市長から「感染力が高い変異株の影響等により第4波が急速に拡大、長崎県は長崎市を対象に「緊急事態宣言」を発出し、長崎市は高齢者等への感染対策、人と人との接触機会の低減、市の施設の休館、飲食店等への営業時間短縮・検査、クラスター発生の未然防止など努めているが、医療現場は深刻な状況にある。ワクチン接種は医療機関との連携強化に努め、5月25日から80歳以上(29,000人)を対象に接種を始める。引き続き、感染防止対策の徹底をお願いする」との行政報告があった。
一般会計補正予算(第6号)は、新型コロナ感染対策費を盛り込んだ民間施設等への感染対策費2,801万5千円、コロナ専用病床を有効に活用するため、症状が回復した患者の転院を促進する感染症病床確保推進費3,000万円(患者1人25万円)、低所得の子育て世帯に対し生活支援特別給付金事業費3億9,290万7千円(児童1人5万円)、ひとり親家庭自立支援助成費4,647万円、長崎のもざき恐竜パーク指定(恐竜広場、軍艦島資料館、野母崎文化センター、恐竜博物館)に係る運営費6,829万1千円など総額5億9,111万1千円の補正予算を可決した。「長崎のもざき恐竜パーク」の指定管理者をついては、大成不動産システムを代表とする「大成NOMONグループ」を指定することを承認した。長崎恐竜博物館は、10月29日開館予定で準備が進められている。