長崎市が野母崎地区に整備を進めている、恐竜博物館を中心とした「長崎のもざき恐竜パーク(恐竜博物館、恐竜広場、軍艦島資料館、野母崎文化センター)」の指定管理者が、大成不動産システムを代表とする「大成NOMONグループ」に決まった。指定期間は、令和3年7月1日から令和9年3月31日まで(5年9か月間)。市は昨年末から、民間事業者の企画力などを活用した地域経済の活性化を狙い、恐竜パークの指定管理者の公募を始めたが、年度内の公募に至らず、2月15日から4月19日の間、再公募を行っていた。のもざき恐竜パークは、野母崎地区において学習、文化、スポーツ及び地域交流の場を一体的に提供することにより、地域の活性化及び観光の振興に資するとしている。恐竜パークの構成施設は、恐竜博物館、軍艦島資料館、野母崎文化センター、恐竜広場(体育館、庭球場、水仙の丘、インフォメーションセンター、駐車場、多目的広場など)となっている。
そのうち、恐竜博物館は総事業費約21億円、鉄筋コンクリート造(一部2階建),延床面積1階2,401㎡・2階193㎡(計2,594㎡)、場所は野母崎田の子地区、入館者数は年間約12万人を見込み、約130台を収容する駐車場や大型バス駐車場5台を整備している。本体・電気・管工事は3月末完了、4月から恐竜展示や恐竜オブジェ(博物館前)などに入り、10月29日オープンを目指している。臨時会における総務委員会では、管理運営業務の提案は総合的に評価できるので、今後とも行政側の支援やバックアップを願う。交通アクセスについては陸路、海路含めて検討を要請する。恐竜博物館の年間来館者を約12万人と見込まれているが、目標値をクリアするための来館して頂く取り組みの支援を願う。小中学校への体験・宿泊学習など具体的な働きかけを願う。地域における各種団体との連携・周知など、意見要望を付して委員会・臨時会で可決された。