長崎市議会(佐藤正洋議長)は、3月9日付「議会における感染症対策等(新型コロナウイルス感染症)の徹底について(協力依頼)」において、議員の健康管理及び感染症拡大防止を、3月17日には議員の他都市への視察等の出張時の対応などについて依頼している。4月7日に新型コロナウイルス感染症に係る「緊急事態宣言」が発令された後、4月14日に長崎市議会災害対策会議を設置し、議員等の健康管理、議場等での対応及び視察等の取り扱い、感染拡大を想定した令和2年第2回長崎市議会定例会の会期及び会期日程の議長私案が示された。4月16日第2回長崎市議会災害対策会議が開かれ、長崎市1例目の(県内15例目)の新型コロナウイルス感染症患者の発生について状況等の報告があっている。
また、4月17日には、第3回長崎市議会災害対策会議が開かれ、観光客が利用する施設の取り扱いについて、休止期間を4月28日までとしていたが5月24日まで期間を延長する。新型コロナウイルス感染症緊急経済対策については、感染拡大の影響で業績が悪化した長崎市内の宿泊業者に最大300万円、小売業や飲食店に最大30万円の支援金を支給するなど。経済対策にかかる総額15億4,720万円を本年度一般会計補正予算として、市長の専決処分を了承した。第5次総合計画の策定については、委員が一堂に会しての審議会開催が困難であることなどから策定時期を延長する議案の提案をしたい。令和2年6月議会定例会への提案を見送る議案についても、説明があり了承された。6月議会の会期日程は、現時点では、一般質問は控えることを申し合せ、感染状況を鑑み適宜協議することになった。議長からは、感染症対策に係る各会派からの要望等を取り纏めて、市長に提出することが了承された。