平成30年第1回長崎市議会定例会は、2月21日から3月15日までの23日間の日程で開催された。2018年度一般会計当初予算のうち「(仮称)市三重学校給食センター」の整備費900万円は、現段階では地域やPTAへの説明が不十分とし、同予算の総額を2,043億9,800万円に減額修正可決した。条例改正では、生徒数が減少していること等を勘案し、江平中学校を山里中学校に統合するのに伴い、江平中学校を廃止する条例は特別多数議決により全会一致で可決した。また、ノーベル文学賞を受賞した長崎市出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏を「名誉市民」とする議案は全会一致で同意し、長崎市の名誉市民は7人となった。さらに長崎市議会は、「都市整備・交通対策」「地域づくり・人口減少」「コンベンション誘致対策」の3特別委員会を設置し、私は「地域づくり・人口減少特別委員会」の委員となった。
次に、長崎市議会(定数40)の野口議長と筒井副議長は、同日閉会日の定例市議会に「一身上の都合」を理由とした辞職願を提出し、賛成多数で許可された。その後、正副議長選挙が行われ、第55代議長に五輪清隆議員(市民クラブ)、第61代副議長に浦川基継議員(明政クラブ)が選出された。正副議長の交代に伴い、常任委員会・特別委員会委員の一部変更、長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙、各種委員の一部が変更された。議長選挙の結果は、五輪議員30票、向山議員6票、内田議員3票。副議長選挙の結果は、浦川議員30票、久議員6票、中西議員3票となった。就任あいさつで、五輪議長より「議会の監視機能を十分に生かし、長崎市の発展向上のため誠心誠意努力する」、浦川副議長より「議会の公正かつ円滑な運営のため議長を補佐して行く」との表明があった。(写真は議会事務局提供)