MHI船海エンジニアリング労働組合(中山豊執行委員長)は、11月11日(金)19時から三菱重工労組長船支部労働会館(水の浦町)において来賓・代議員ら約120名が出席して「MHI船海エンジニアリング労組第3回定期大会」を開催、私も来賓として大会へ参加した。開会冒頭、中山執行委員長より「昨年10月より三菱重工船舶海洋㈱、三菱重工船体㈱、MHIマリンエンジニアリング㈱に分社化され3社に対し1組合として労使交渉を行った。賃金増額は四囲の状況からやもうえず見送り、年間一時金は昨年と同月数を配慮し一定の評価はできる。取り巻く環境は、依然荒波の中をさまよい明るい兆しが見えず、客船・商船事業の構造改革及び抜本的改革が打ち出された。11月22日新労組結成大会まで短い期間であるが、組合は労働組合の原点である職場や組合員一人ひとりの団結を根幹として、一歩一歩確実に明るい明日につながる活動を進め、危機感を持ってこの難局を乗り切ろう」との挨拶があった。
来賓挨拶では、吉次三菱重工労組長船支部副執行委員長より「造船事業の受注環境が厳しい状況にあり、ドメイン制の見直しも検討されている。組合は雇用を守ることを基本ベースとし造船部門継続のために共に頑張ろう」、塩田基幹労連長崎県本部事務局長より「ひと声かける安全職場、共感する仲間づくりで組織強化を図ろう」、渡辺県議より「行政のチェック、政策・制度要求の実現、苦情処理に努める」とそれぞれ連帯の祝辞が述べられた。定期大会では、第2期活動報告・決算報告および会計監査報告など、審議事項では労働諸条件の改善・向上を目指したAP17春季取り組み、ゼロ災職場の確立と快適な職場環境づくりの他に、新組合結成に関する件、MSK労組資産に関する件などが審議され、満場一致確認された。スローガンは、「ともに輝く未来に向けて!つなごう絆!敢為邁往(かんいまいおう)」が採択された。