野母商船株式会社(村木昭一郎代表取締社長)は、11月10日(木)18時からホテルニュー長崎において来賓・社員・OBら約500名が出席するなか「野母商船㈱創業100周年記念祝賀会」が開催された。冒頭、村木社長より「大正5年曾祖父が野母電燈株式会社を設立、大正8年に長崎~野母間の旅客定期航路を開設した。長崎県の離島半島部と本土間との航路開設に乗り出し、交通不便な地域への人や物資の輸送を事業の柱としてきた。創業以来さまざまな困難はあったが、地域の皆様のためにとの思いを持ち続け100年もの間事業を継続できた。官民関係各位、お客様やお取引様、船員・社員達のご尽力・ご支援の賜物であり忘れてはならない。今後とも事業を通じて地域社会の発展に貢献できるよう努力して行く」との挨拶があった。
来賓挨拶では、国土省九州運輸局・長崎県知事より「事業を通じて人と物資を運び、離島の地域社会の発展に寄与されてきた。今後とも離島の交通機関として地域に貢献してほしい」とのメッセージが代読された。アトラクションでは、華やかなドレスを身に着けた華麗なフラダンスや、長崎くんちの出し物である元船町の唐船・傘鉾(室内用・練習用?)が披露され、「モッテコ―イ・モッテコ―イ」の声が会場に響きわたり、大きな拍手・声援がおくられていた。野母商船の本社は、元船町に所在する関係から特別に披露されたものと思われる。野母商船㈱の今後益々のご繁栄・ご発展を祈念する。