長崎地区の労働4団体(連合長崎地協・長崎地区労・同盟友愛連絡会・長崎県中連懇話会)などでつくる第85回長崎地区メーデー実行委員会(峰義彦実行委員長)は、5月1日(木)10時30分より長崎水辺の森公園において約3,500人が参加するなか「第85回長崎地区メーデー」を開催しました。開会冒頭、峰実行委員長より「すべての働く者の連帯で希望の持てる安心で豊かな社会をつくる意思結集の場にしたい。生活安定のために地場中小春季生活闘争を最後まで闘おう。国政選挙では残念な結果になり来年の統一自治体選挙は厳しい戦いになるが必勝を期そう。東日本大震災の地域の復興・再生に引き続き全力で支援しよう」との決意が示されました。
来賓祝辞では、連合長崎森会長より「大手企業の賃上げが相次いだが県内の地場・中小企業にどれだけ波及するのか不透明、月例賃金アップにこだわった闘いをしよう。労働者保護ルールの改悪に断固反対する。組織強化・拡大強化に向け、働く者の受け皿として連合ユニオンを立ち上げた。統一自治体選挙の取り組みに万全を期そう」、高木衆議員より「来春の統一地方選は多くの候補者を擁立し議席を確保したい。政治の流れは官僚主導・中央政権・東京一極集中になっている。今後とも連合と連携をとり雇用の拡大・安定に向けて注力したい」、中村県知事より「地場産業の振興に繋がる雇用環境の整備や産業の活性化に努めたい」、岡田副市長より田上市長のメッセージが代読され、それぞれお祝いと連帯の挨拶がありました。
メーデーは、1886年5月1日にアメリカの労働者が低賃金と1日10数時間に及ぶ長労働時間に抗議し、8時間労働を要求して立ち上がったのを起源とし、1日のうちの「8時間は労働に、8時間は眠りに、そしてあとの8時間はわれわれの自由に!」をスローガンに、第1回国際メーデーは1890年にスタートしました。昨日のメーデーでは、「すべての働く者の連帯で、自由で平和な世界と希望の持てる安心で豊かな社会をつくろう!」のスローガンを採択、「地場・中小組合2014春季生活闘争を支援する特別決議」、「核兵器廃絶と恒久平和をめざす特別決議」、「労働者保護ルールの改悪に断固反対する特別決議」、ストップザ・格差社会!暮らしの底上げ実現、働くことを軸とする安心社会の実現を図る「メーデー宣言」などを採択し、ガンバロー三唱で働く者の意思結集を図りました。その後、東日本大震災復興支援物資を含めたお楽しみ抽選会が行なわれました。