秋の訪れとともに、長崎くんちが近づいて来た。長崎くんちは、約380年の長い歴史を誇り、日本三大祭りの一つに数えられ、長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭として10月7日から9日の3日間、7年に一度巡ってくる踊町を中心に行なわれている。今年の踊町は、今博多町「傘鉾・本踊り」、魚の町「傘鉾・川船」、玉園町「傘鉾・獅子踊」、江戸町「傘鉾・オランダ船」、籠町「傘鉾・龍踊」の他、古町、桜町、勝山町の7カ町が担当する。6月1日の小屋入りから、諏訪神社の奉納まで約4カ月超の練習、長崎の伝統芸能を次世代に継承することや、くんちを通じて地域の活性化・絆づくりに繋がっている。長采振の笛の合図とともに根曳(ねびき)衆の勇壮な姿、銅鑼(どら)や囃子の音に合わせた龍の動き、華麗な舞の本踊りなど「晴れの舞台」に期待する。