長崎市議会環境経済委員会は、昨日5日(火)10時から平成24年度長崎市一般会計補正予算(第6号)及び長崎市心田庵条例の件について「環境経済委員会」で審査を行いました。補正予算では、重要文化財旧香港上海銀行長崎支店の外壁が経年等の劣化に伴う調査を受けての事業費3,213万6千円の繰越明許費、県施行事業の内防波堤改良工事(長崎漁港三重地区)等が年度内に完了しないため2億2,964万9千円、鳥獣被害防止施設の事業としてワイヤーメッシュ棚整備費1,251万4千円などの繰越明許費を審査し、本日6日討論・採決を行います。
また、午後からは、長崎市片渕2丁目にある日本庭園「心田菴(しんでんあん)」の現地調査を行いました。心田菴は、唐小通事の何兆晋(がちょうしん)が天和元年(1681年)頃、長崎片渕郷に建設したといわれる別荘で、1750㎡の敷地に木造かやぶきの茶室、土蔵、庭園等があります。前所有者が、平成20年2月長崎市に寄贈し、歴史的・文化的価値が高いとして平成25年2月に「長崎市指定史跡 心田庵」に指定されました。そこで、公の施設として心田庵を保存・運用するにあたり、広く市民の観覧及び利用に供する必要があるため「長崎市心田庵条例」を制定しました。条例の施行日は平成25年4月27日、一般公開は春・秋の40日程度、一般公開以外は施設貸出しも行なわれ、入場料は300円、使用料は時間によって設定されています。皆様も機会があったら、江戸時代の面影が残る庭園をご覧ください。