長崎市議会は、2月21日(金)開会し田上市長より施政方針が述べられましたので、その主な内容について掲載します。先ず、はじめに経済のグローバル化が急速に進展し、経済競争の激化にいかに対応していくかが課題となっている。国内では、少子化・高齢化の進展し総人口が減少するなか、地方の経済は低迷しその解決に向けた取り組みが急務となっている。また、自治会加入率の低下に見られるように地域の連帯感が薄れる傾向にあり、災害時の危機管理や高齢者の見守りなど、地域の様々な課題解決に向け地域活性化は急務の課題といえる。長崎市の目指すべき方向は、第4次総合計画の中で掲げた将来の都市像「個性輝く世界都市」「希望あふれる人間都市」をビジョンとし、それを実現するため「つながりと創造」という基本姿勢のもとでまちづくりを進める。
ビジョン実現のためには、「経済」「まちの形」「まちを支える仕組み」を次の時代に相応しいものに進化させていく必要がある。「経済」は、外貨を稼ぐための「外向き」の取り組みとして国際観光客誘致・長崎サミットプロジェクトを推進する。「まちの形」は、市民病院・市役所、長崎駅周辺の再整備・松ヶ枝の港湾機能拡充などが同時に進め時期を迎えているので、都市再生・出島表門橋架橋・まちぶら・地域振興プロジェクトを推進する。「まちを支える仕組み」は、高齢者の一人暮らしの増加、地域の活力低下など様々な課題があるなか、暮らしやすいまちづくりや活動の拠点づくりのため、長く元気で!・地域コミュニティのしくみづくり・行政サテライト機能再編成・市庁舎建設・市役所カワルプロジェクトに加え、世界遺産推進・公共施設マネジメント推進プロジェクトで、「今何に重点を置くべきか」をしっかりと定め、「市民起点」の考え方に立って取り組みを進める、との施政方針を行いました。