広島は8月6日(水)被爆から80年を迎え、午前8時から平和記念公園で「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」が執り行われた。長崎市議会は、世界から核兵器の廃絶の実現を図り、国内外の人々と平和への思いを共有するとともに、国内外における平和活動に寄与することを目的に2016年3月に議員連盟を設立した。昨日(6日)は、交通規制や混雑を避けるため7時ホテルを出発、式典会場には早朝から多くの人が訪れていた。参列者は約5.5万人、120ヵ国の海外代表、被爆者や政府関係者、遺族代表並びに市民団体らが犠牲者のご冥福を祈った。この1年間で亡くなった原爆死没者は4,940人、原爆慰霊碑に納められた被爆死没者の総数は34万9,246人となった。
1945年8月6日8時15分、広島に原爆が投下された時間に合わせ、原爆犠牲者の御霊に対しご冥福を祈り黙とうを行った。広島の松井一実市長は平和宣言において、核兵器の保有もやむを得ないという考え方が強まりつつあり、これまで築き上げてきた平和構築の枠組みを大きく揺るがすもの。いかなる世界情勢にあっても、私たち市民は決してあきらめることなく、真に平和な世界の実現に向けて、核兵器廃絶への思いを市民社会の総意にする必要がある。日本政府には、唯一の戦争被爆国として、国際社会の分断解消に向け主導的な役割を果し、来年の核兵器禁止条約第1回再検討会議にオブザーバー参加して頂きたいと求めた。石破首相は、非核3原則を堅持し、核兵器のない世界に向けた国際社会の取り組みを主導するなどの挨拶があった。