6月議会における教育委員会所管の小学校整備場費の審査概要を掲載する。先ずは、工事の請負契約の一部変更については、西町小学校改築主体工事の請負契約は、労務単価が著しく上昇したため、契約の金額を変更するもの。国が定める「公共工事設計単価」の運用に係る特例措置の適用により、当初契約額18億6,547万4,600円から18億9,396万6,800円(増2,849万2,200円)請負代金の増額を行った。工事スケジュールは、令和4年7月から既存プール、一部既存校舎を解体、令和6年3月から令和7年8月にかけて新校舎建設、令和7年9月から新校舎供用開始予定、令和7年9月から令和8年5月にかけて既存校舎等解体、令和8年7月から令和8年12月にかけて児童クラブ新設予定となっている。
次に、国の補正予算に伴う学校施設環境改善交付金を活用して実施するエレベーター設置工事について、令和6年2月議会において補正予算を議決し、西北小学校、畝刈小学校、小島中学校の3校において、令和6年度中の完成及び稼働開始を予定している。しかしながら、西北小学校は、実施設計業務の工期が延長、積算額との乖離が生じるなどの理由で、西北小学校にけるエレベーター設置、暗渠付け替え工事に係る不足額を5,260万円増額し、1億6,560万円に事業費を変更した。また、不登校児童生徒の学びの機会を保障し、社会性の育成を図るため、特別な教育課程を編成した「学びの多様化学校」の設置場所について、本校を長崎市立桜馬場中学校とし、分校室を長崎市民会館2階に設置する改修工事に係る設計費660万円など審査された。