長崎市議会建設水道委員会(副委員長班)は、4月24日から26日にかけて浜松市及び宇都宮市を訪問し、リノベーションまちづくり、都心部まちづくりビジョン、公共交通対策についてなど調査を行っている。4月24日に訪れた浜松市の“リノベーションまちづくり”については、遊休不動産をリノベーション(刷新・改革)の手法を用いて再生することで、産業振興、雇用創出、コミュニティ再生、エリア価値向上などを図る取り組み。老朽化した建物を取り壊すのではなく、今あるものを新しい使い方をして新たな価値を創り出し、エリアを変えていくまちづくりの手法。視点を変えることで、価値がないと思っていたものを「価値のあるもの」「可能性のあるもの」と捉え直し、うまく利用して手を加えていくことでスピーディーに新しい事業を展開するものという。
産業振興に関わる部分においては、まちの課題として店舗だけでなく、オフィスも減少するなか商業。商業機能の衰退、それに伴う来街者・雇用の減少、社会変化への対応力の欠如、遊休ストックの増大(建物、青空駐車場、公共空間)、高利化の進行によりコミュニティの維持力が困難など課題があった。まちづくりの方向性として、民間主導行政支援のまちづくり、地元の「人」主体で多様性のあるクリエイティブなまちを作っていく、人間中心のまち実現のプロセスの方向性を確認し、今あるものを生かして新しい使い方をする“民間不動産活用”公共不動産活用“を推進している。浜松の様々な分野の企業の力で街を面白く!産業×都市で夢のある事業をスピーディーに立ち上げ浜松を楽しくする!欲しい暮らしは自分でつくる事業を進めている。