長崎市は12月23日、2023年1月4日に開庁する「新庁舎の落成記念式典」を開催、その後、内覧会が開かれたのでその概要を掲載する。庁舎1階には、身近な手続きや相談窓口を集約し、市民の負担軽減のためマイナンバーカードを活用した総合窓口システムを導入している。2階には子育て関連機能を集約し、3階は税や保険のなどのフロア及びガラス張りの明るい空間で食事を楽しめる食堂や市の特産品やグッズも取り扱う売店も設けられている。4階は生活保護や道路など専門的な手続きを行うフロアを配置。5階・6階には議場と傍聴席が設置され、現庁舎に採用されている全国的にも珍しいと言われる馬蹄(ばてい)形の配置やデザインを踏襲している。新たにボタンを押して議案などへの賛否を表明する「電子採決システム」を導入、モニターやスクリーンが設置され、車いす利用者のためのスペースや子ども連れでも傍聴できる個室を設けられている。
19階には無料で利用できる展望フロアが設置されている。長崎港や女神大橋まで見渡すことができる展望スペースでは、長崎の開港から現代までの成り立ちや歴史を紹介する約7分の映像も流すとのこと。この他、新たな夜景の視点場として芝生スペースを設置した屋上広場や市民の活動の展示ができるギャラリーウオールも用意されている。展望フロアの利用可能時間は、8時15分~21時30分、混雑緩和のため2月上旬までは予約制となっている。展望フロアからの眺望は絶景、是非一度ご覧下さい。新庁舎への移転は、12月28日の業務終了後から令和5年1月29日まで。1階から8階までを年末年始に移転させ、1月4日に新庁舎を開館する。その他の階は、1月の各週末に順次移転、1月は新庁舎で業務を行っている課と現庁舎で業務を行う課が混在するので、要確認してご来庁下さい。