前日に続き、2日目は新潟コンベンションセンター(朱鷺メッセ)を訪問しました。新潟コンベンションセンター(朱鷺メッセ)は、新潟県が21世紀において自立的に発展を遂げ、県民すべてが豊さを享受できる社会の実現に向けた基盤づくりの国際交流拠点として、さらに世界へ新潟をアピールしていくため万代島再開発事業としてコンベンションセンターと万代島ビル(ホテル・業務施設)等の整備が行なわれました。朱鷺(とき)メッセの建設費は総額約287億円、財源の内訳は一般財源約82億円、起債171億円、国庫補助金等15億円、新潟市負担金19億円で県の事業として建設されました。
施設規模は、1階はコンサートや成人式など大きなイベントに最適な天井平均高22m1万人収容できる展示ホール(面積7,800㎡)、2階は国際会議が出来る天井高7mある1,000人収容可能はメインホール、2・3階は230人可能な中会議室や小会議室、4階は同時通訳ブースがある天井高10~12mの国際会議室等が配置され、平成15年5月にオープンしています。管理対象施設は、新潟コンベンションセンター、万代島駐車場及び万代島緑地等、民間事業者である新潟万代島総合企画㈱が指定管理者として管理しています。管理運営経費のうち、指定管理者が収受する利用料金収入で賄えない分を、県が指定管理料として支払われています。
指定管理料は、平成15年度で約2億8,447万円、平成20年度で約1億5,851万円、平成25年度で約1億2,108万円となっています。維持管理費用は、1件500万円以上の施設、設備の修繕、更新は原則として県が経費を負担、1件500万円未満(60万円以上)の施設、設備の修繕、更新は原則として指定管理者が経費を負担して維持されています。催事開催件数及び来場者数は、平成15年度は催事開催件数625件に対し来場者数約656千人、平成20年度で873件約777千人、平成24年度で832件約677千人の利用状況となっており、主要ホールの稼働率は、平成24年度で展示ホール60.7%、メインホール76.6%、国際会議室57.9%となっています。(また後日、調査内容は掲載します)