全国夜景都市協議会は、12月19日（月）16時からガーデンテラス長崎ホテル＆リゾートにおいて14自治体の担当者や、経済団体・企業から約100名が出席して「第1回全国夜景都市協議会」を開催した。この協議会は、夜景観光によるインバウンド（訪日客）の推進や夜景観光の情報共有・発信等を目的とし、一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローと長崎市の呼びかけに応じた、札幌、金沢、神戸など11市が加盟、広島市など3市がオブザーバーとして参加している。開催都市を代表して、田上市長より「夜景には様々な形のものがあり、知恵を出し合い魅力を磨き、未来に繋がる協議会としたい」、野口市議会議長より「情報の交換で国内外に魅力を発信しよう」との挨拶があった。
協議会では、個性ある夜景の魅力を活かした宿泊滞在型観光の推進により、地域における観光消費の拡大と来訪者満足度向上を図るため、①官民連携による夜景観光の推進、②夜景によるテーマ別観光の推進、③個性ある夜景づくりと夜景観光の充実、④参加都市の連携による国際観光等の推進などを揚げた共同宣言を採択した。具体的には、参加都市と民間事業者との積極的な連携により、効果的な夜景観光の推進を図り観光消費の拡大に取り組む。約10か国語に対応した加盟都市共通のインバウンド向けウェブサイトを開設し、各都市の夜景の魅力を発信する。今後は、「全国夜景応援大使」の選出やキャンペーン月間の設定など検討し、加盟都市持ち回りで年1回協議会を開催するとしている。