長崎県・中華人民共和国駐長崎総領事館は、6月4日14時からガーデンテラス長崎ホテル&リゾートにおいて政財界の関係者ら約200人が出席し「中華人民共和国長崎総領事館開設40周年記念祝賀会」を開催した。長崎県と中国は地理的、歴史的に深い関わりを有し、様々な交流を通じ日本における中国との窓口の役割を果たしてきた。同総領事館は1985年5月(昭和60年)に開設、国内6つの総領事館で唯一、一つの県だけを管轄している。開会冒頭、大石知事より「日中の国交が正常化した1972年9月(昭和47年)に、長崎県が国内の地方自治体として初めて友好使節団を派遣し、総領事館開設を要望した。多くの先人たちが築いた中国との友好交流の絆は本県の財産。守り育てながら、次の世代に繋いでいきたい」との挨拶があった。
次に、駐日本国特命全権大使の呉江浩氏より「26年振りに長崎に来た。これまで各界関係者から力強いご支援を賜り感謝する。中国と長崎の友好・交流は1000年前にさかのぼり、ペーロン・ランタンフェスティバルなど、こん日までつながっている。総領事館開設40周年を機に、引き続き架け橋としての役割を果たし、中日友好の新たなページを開きたい」と述べ、駐長崎総領事の陳泳氏より「40年を経て関係者の皆様に感謝する。12代目の総領事として就任し、責任の重大さを感じる。将来に向けて、力を合わせ長崎の役割を新時代に繋げたい」と、乾杯の挨拶があった。お祝いの余興は、チンドン屋かわち家の「祝餅つき」、イチ、ニ、イチ、ニのかけ声で祝い餅ができあがり、二胡演奏も披露された。中締めは徳永県議会議長の音頭で祝賀会はお開きとなった。