2016年3月2日(水)「産業革命遺産の保存と知名度向上」は?

2013.10.15 端島炭鉱(軍艦島)の高層住宅長崎市議会において2月29日、一般質問を行いましたので、その主な内容について掲載する。世界文化遺産について、産業革命遺産の保存と関係団体との連携による知名度向上は?構成資産のうち、特に保存管理に多額の予算を要する端島は、昨年9月に「端島(軍艦島)整備基金」を創設し、端島見学施設使用料やふるさと納税、個人・団体からの寄付金を積み立てることになった。基金創設後は、長崎サミットでの経済団体への寄付の呼びかけや、東京・大阪で長崎ゆかりの経済人との情報交換会などで周知を図った。本年度の積立額は、端島の見学者やふるさと納税が増加したことから、当初見込みより900万円多い5,700万円となる予定、平成28年度から新たにクレジット決済を導入することにより、より簡易に寄付できる仕組みを構築するとともに市内各所に募金箱を設置するよう準備を進めている。また、負担軽減のための有利な起債制度の創設を国に対して働きかける。

2016.2.29 自席からの再質問(3)次に、企業等による連携関連商品化での知名度アップは、昨年の世界遺産登録を契機として、金融機関の応援定期や飲料メーカーの登録記念缶などが発売された。長崎市も、平成27年度に世界遺産などの観光資源にちなんだ新たなお土産品開発のコンテストを開催し、長崎観光のイメージアップに取り組んでいる。このコンテストには、歴史や文化を活かした魅力あふれる59の新商品の応募があった。そのうち、世界遺産部門には33の商品の応募があり、事業者の世界遺産を活かした商品開発への意識が高まっている。平成28年度も引き続き、世界遺産などの観光資源をテーマとしたお土産品開発を行うことで、企業等による連携関連商品化での知名度アップを図る。産業革命遺産は世界遺産登録されたが、将来にわたって保存し、後世にその価値を引き継ぐことが必要で、これからも財源確保と知名度アップに取り組んでいく、との答弁があった。

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