長崎ペーロン選手権大会は、7月30日(日)長崎港内で4年振りに選手たちの熱き戦いが繰り広げられた。一般対抗レースには、県外2チーム(相生市・熊本県苓北町)を含む13チームが出場し、松ヶ枝国際観光埠頭前から沖合までの往復1150m(往路630m、復路520m)のコースで行われ、野母崎が4分53秒98で2大会連続の6度目の優勝を飾った。約1秒差で三重が準優勝、3位は式見が入った。予選・敗者復活レースの1位チームと予選タイム上位の6チームが決勝レースに進出した。地元の福田東部チームは、健闘およばず決勝進出はならなかったものの、次に繋がるレースを展開した。
決勝レースは、前半は横一線の互角な戦いとなったが、ターンブイを回ったところで野母崎が抜け出し、激しく競り合うなかそのままのリードを守り切り、勝利を引き寄せた。2大会連続6回目の優勝を飾った野母崎チーム及び準優勝した三重チームなど、早いところは2月から練習に励み、チーム力強化に取り組んで来たという。福田東部のチームも、選手集めに苦労しながら今大会に臨み、連続出場を果たし福田の伝統行事を継承しており、次の選手権での飛躍を期待する。反省会(慰労会)は、大会運営の遅れなどにより、7時過ぎから大浜町公民館で執り行い、選手・ペーロン保存会の関係者らが集い、労をねぎらった。