2020年3月2日(月)「出島メッセ長崎の整備・誘致は?」!

前日に引き続き、代表質問の概要を掲載する。質 問:交流拠点施設の出島メッセ長崎は、令和3年11月に開業を目指し建設工事が進められているが、現在の整備状況は?また、1,000人~3,000人規模の大会は2年前から誘致活動をしないといけないと聞いていたが、株式会社ながさきMICE、長崎国際観光コンベンション協会(長崎市版DMO)、長崎市がどのような役割分担で誘致活動を進めているのか?回答:出島メッセ長崎の整備は、令和元年8月に工事がスタート、令和2年4月から鉄骨工事に着手し、令和2年度末には出島メッセの形が見えてくる。令和3年8月には工事が完了し、11月に開業する予定。誘致の取り組みは、平成30年8月のMICE推進室設置以降、約1年半にわたりながさきMICE,DMO,長崎市の3者が連携し、密に情報共有を図りながらセールス活動やプロモーションを進めている。3者の主な役割分担は、ながさきMICEは企画・運営専門会社の全国的なネットワークと経験を活かし、出島メッセ長崎で開催する案件の誘致を主体的に進めている。長崎市版DMOは、MICE開催都市としての長崎の魅力を発信するとともに、主催者に対して誘致から開催までを支援するワンストップ窓口の役割を担っている。長崎市は、主に政府系会議や国際会議の誘致を勧め、関係省庁への働きかけや情報収集、日本政府観光局ネットワークを活用した情報発信を行っている。

このような役割分担のもと、開業に向けて相互に連携・協力しながら誘致活動を行っている。これまでの誘致状況は、開催年の2年から3年前など早期に開催地を選定する1000人から3000人規模の大会・学界については、令和3年から令和6年に開催が決定・内定したものや日程調整中のものが30件程度ある。特に、開業直後の令和3年11月から12月中旬までの期間は、月曜・火曜を除いてはほぼ予約で埋まっている。公表可能なものは、地元経済界の協力により、全国スーパーマーケット協会全国大会、中小企業団体中央会全国大会、全国経済同友会セミナーなどが誘致に成功している。今年1月には、ながさきMICEを指定管理者として指定し、利用料金や割引内容が決定した。引き続き、1000人から3000人規模の案件については、2年後の令和4年の春から秋に開催されるものに重点的に取り組むとともに、中小規模の会場やイベントの誘致についても、団体や企業等への営業活動を広げていく。出島メッセ長崎の開業まで2年を切ったが、来場者の目標値である延べ61万人の達成に向けて3者のみならず、経済界や大学とも連携を密にし、誘致活動やプロモーションを強化していくとの回答があった。

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