長崎市議会定例会の会派代表質問は、6月23日から3会派の代表が登壇し、市長の政治姿勢について質した。主な概要は、市庁舎跡地(桜町)に新文化施設を造る計画について、今議会で関連予算を見送ったことに対し、鈴木市長は「まちづくりの具体的方向性を示すグランドデザイン造の議論や物価高騰など、多面的視点を踏まえて再度整理するため」と説明。その上で「市議会とも丁寧に議論し、スピード感を持って優先的に整備する」と述べた。また、人口減少対策の第2子以降の保育料と小中学校給食費の無償化について質し、「実施時期は今後任期の4年間の中で実現に向けて取り組む」と述べ、併せて、県や他の自治体とも連携し、国の制度として実施することを求めて行きたいとの答弁があった。本年度実施を仮定した試算では、保育料に約6億6千万円、小中学校の給食費に約13億4千万円が必要とした。