2024年6月3日(月)「長崎くんち小屋入り」!

暦も替った6月1日は、長崎くんちで奉納する出し物の稽古始めとなる「小屋入り」、踊り町の世話役や出演者が諏訪・八坂の両神社で清祓を受けて大役の無事達成を祈願した。午後からは、年番町や関係先に挨拶廻りをする「打ち込み」が行われ、街中にシャギリの音色や威勢のよいかけ声が響きわたっていた。小屋入りは、江戸時代に各踊り町が6月に小屋を建て、俗世との関係を絶って稽古を始めた事に由来する行事という。長崎くんちは約380年の長い歴史を誇り、日本三大祭りの一つに数えられ、長崎市の氏神「諏訪神社」の秋季大祭として10月7日から9日までの間開かれる。

今年の踊町と演(だ)し物は、八幡町「傘鉾、山伏道中、剣舞、弓矢八幡祝い船」、麹屋町「傘鉾、川船」、銀屋町「傘鉾、鯱太鼓」、西濵町「傘鉾、龍船、二胡演奏」、興善町「傘鉾、本踊石橋」、万才町「傘鉾、本踊」、五嶋町「傘鉾、龍踊」が担当する。諏訪の森の奉納まで長丁場、長崎の伝統芸能を次世代に継承することや、くんちを通じて地域の活性化・絆づくりが期待される。(写真は10年前の銀屋町の鯱太鼓と傘鉾パレード)

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